先に棲む

メインビジュアル:先に棲む

最新情報

半島の先に、
まだ見えない未来を見つめて。

石川県珠洲市高屋町。
地震と豪雨という自然災害に見舞われながらも、
海と山に抱かれたこの地には、静かに脈打つ暮らしがあります。
協力し合い、自然とともに生きる人々の姿。
高齢化、エネルギー問題、文化の継承、そして災害のリスク——
日本各地がこれから直面するであろう課題の中にも、
希望を見出し奮闘する若者たちもいます。
本作は、長期取材を通して小さな変化に寄り添い続けるドキュメンタリー。
1年間に1本のペースで新作を公開し、
集落に芽吹く「未来」のかたちを、あなたと共に見つめます。

画像:高屋の写真 画像:高屋の写真

本編映像

映画監督

森義隆 メッセージ

30年後、高屋の集落といとなみが残っていることを想像するのは正直とても難しい。
でも、彼女が学びつづける姿と、里海里山の日常を撮りたいと思った。
自然とともに生きる奥能登の人たちには、言葉では伝わらない生命力がみちあふれている。
映像からそれを感じてくれた人が、そこから小さな対話を始め、何かが始まることを信じたい。

  • 画像:森義隆
  • 森義隆 プロフィール

    1979年埼玉県出身。テレビドキュメンタリーの演出を経て、2008年 『ひゃくはち』で映画監督デビュー。『宇宙兄弟』『聖の青春』『パラレルワールドラブストーリー』などで国内外の映画賞を多数受賞。
    2016年、金沢に移住し2拠点で活動を始め、同地でのドキュメンタリー制作も精力的に行なう。

石川県珠洲市高屋について

高屋町は、石川県珠洲市にある8つの町のひとつ。
日本海に面したこの地域は、荒波が打ち寄せる断崖絶壁が連なり、
雄大な自然景観が広がっており、人口およそ50人ほどの小さくも個性豊かな集落。

  • 画像:地図
  • 限界集落
    能登半島の最北端に位置する、石川県珠洲市。2024年に起きた能登半島地震や豪雨被害を大きく受けた、人口約13,000人(2025年現在)の町。高齢化率が高く、人口減少が続いており、国立社会保障・人口問題研究所の推計によれば、2050年には人口が約5,100人まで減少すると予測。65歳以上の高齢者が50%以上を占める限界集落を多く抱えている。
    自然災害
    高屋町は、1970年代から1980年代にかけて、珠洲原子力発電所建設候補地として挙げられた。しかし地元住民や環境団体からの強い反対の声が上がり、能登半島が地震多発地帯に位置していること、地震や津波のリスクを懸念する声が多くある事などから、最終的に計画は中止。今回の地震では、震源地に近かったこともあり、家屋の倒壊や土砂崩れなど、大きな被害を受けた。特に水道や電気などのライフラインの復旧に珠洲市内の中でも最も時間を要した町のひとつ。

高屋いとなみ基金

  • 画像:イメージ
  • 高屋いとなみ基金は、能登半島地震後の珠洲市高屋町のコミュニティ再建及び、持続可能な地域経営を目的として設立しました。 奥能登の外浦と呼ばれるエリアに位置する、約80名の小さな集落で、被災を経験した20代,30代が中心となり、ボランティアスタッフの受け入れ拠点の運営・管理などの復興支援はもちろん、高屋町の自然資源の管理、子どもや若者の自然学習のサポート、減災にまつわる講演活動などを行っていきます。

    詳しくはこちら

上映会スケジュール

上映会募集

20~30人規模の無料上映会を実施してくださる方を募集しています。

寄付

  • 能登文化復興基金

  • 能登の文化的な危機に際し、その復興を目的とした 「能登文化復興基金」を創設しました。
    この基金を原資とし、能登の文化的復興に資する事業の構築や支援を、中長期的に行います。

    詳しくはこちら

当プロジェクトをご支援いただいた皆さまには、以下の形で団体名またはお名前をクレジットとして掲載させていただきます。

  • ・公式WEBサイト、SNSでのクレジット掲載
  • ・上映会のエンドロール、印刷物への記載
  • ・特別なお知らせや進捗レポートのご送付(任意)

ご希望に応じて匿名での掲載も可能です。
ご支援は、文化や地域、このプロジェクトを未来につなげていくための大切な力になります。

クレジット

ご意見、ご感想がございましたら
お気軽にお送りください。